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企業研究者を対象とした支援・人材育成事業
臨床医工学センターでは、企業研究者に対し大学をオープンにし、地域企業との連携を促進し医療機器開発参入を促すため、医療機器開発における企業研究者を対象とした支援・人材育成事業を行っています。今年度AMED事業である次世代医療機器連携拠点整備等事業に採択、全国で14ある拠点のひとつとなっています。
この事業では、企業研究者を対象とした教育、企業研究者の医療現場、大学研究室への受け入れ体制づくり、および医療機器開発の各段階に沿った支援体制作りを進めてゆきます。
企業研究者を対象とした支援・人材育成事業
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- ①医療ビジネス研修会、助言と指導
- 専門家講師を招聘し、医療機器開発に参入する企業を対象に、医療機器開発に伴う法律や規制の学習やビジネス戦略、手法の習得を目的とした研修会(座学)を毎年度開催しています。
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- ②医療ニーズ探索交流会
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毎年度2回、大分大学医学部附属病院内の施設にて企業と医療従事者との交流会を開催しています。大分大学病院で収集された医療ニーズの発表会、臨床現場の施設見学会および、情報交換の交流会を開催します。
毎回、複数の臨床現場を見学し、医療の実際に立ち入ってニーズの発掘を行う(Clinical immersing)ほか、医師、看護師、技師などと直接ディスカッションできる場(brain storming)を提供します。さらに医療従事者との個別相談会も開催します。
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- ③個別臨床現場実習プログラム
- 時期・期間を問わず希望する病院内の部局および診療科において臨床現場での実習(見学・研修・調査・ヒアリング等)を可能とするプログラムです。
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- ④異業種間の交流、情報交換のためのセミナー
- 年度末に事業実績のまとめとして、医療・福祉機器開発人材の交流及び情報交換のためのセミナーを開催しています。
CENSNET(センスネット):ニーズ・シーズマッチングサイト運営
センスネットは、医療・福祉現場のニーズと企業・大学の持つシーズの収集とデータベース化、およびニーズ・シーズマッチングの推進を目的として開設しました。医療ニーズ、シーズの収集と管理だけでなく、医療機器開発に関する様々な情報のリソースとし、産学官連携事業の一元化を目指した機能強化を図っています。
平成29年度からは医療・福祉ニーズの投稿受付と公開を行っています。平成30年度からは企業の方々のシーズ募集と公開を行う予定です。
また、一般の方々が医療現場に立ち入って研修を行うためのe-learningを行っています。医療安全対策として「医の倫理」、「感染防御」、「知的財産管理」の基礎知識を学習することができます。他の研修会や交流会のビデオも閲覧できます。